独居老人とペットの事

どの年代の方もそうですが、犬や猫等ペットとして飼うというよりも家族として一緒に生活しているという感覚でもう自分の生きている中での一部となっている方も多いと思います。 ですがそこは他にも家族がいる、まだ年齢もそこまで高齢ではない、ましてや一人暮らしではないという場合は問題なく、家族として暮らしていても普通の事なのですが・・・・ 80歳とか90歳とかになっていてしかも独居老人と言われている方、いつ施設や病院へ入るか分からないという方が飼っている犬や猫にとって、いつまでも一緒に安心で暮らせるかどうかの保証がないまま、毎日送っているという事になります。 他に離れて住む家族や親せきがいてその子達を引き継いでくださるならともかく、独居老人の飼う犬や猫達の行き場所をどうするのか、という事が本当に現実的にも多くなっていて相談も増えてきました。 2018年前までは一件もなかった話ですが・・・この2年間に多頭飼育の問題も含めて飼い主さんが急死した。施設に入る、入院してしまった・・・・という事から残された犬や猫を何とかしてほしいという事が相談件数としても増えてきました。 高齢化社会と、ペット依存、以前から飼っていたが独居であること、等々、社会の大きな変化もそういう所に出てきているという事でしょう。 飼い主さんもペットの方もどちらも気の毒です。ケースワーカーさんも施設の方も困っている様子が良く分かります。 2月1日にメンバーから次のような連絡が来ました。 「今誰か預かりのできるかたはいない…

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里親募集とTNRの子

一般の方が捕獲して手術して元居た場所に戻す。永続的に餌をやっていくという事はなかなか難しいですしできないという事も有りTNRは説明から初めて終息迄の段取り等整えるのは本当に難しいと思いますが、頑張ってやってくださる方も沢山います。 私達ボランティアは原則としてそのお手伝いという事で控えています。 捕獲のやり方、また、手術する病院などへの搬送、元居た場所への搬送、餌をやるにあたってのマナーなどを伝えて、その後もしばらくは様子をお聞きしたりというのが主なやる事と思っています。今回去年から相談のあった方の中で完ぺきにこなしてくださっています。Mさんには一人で初めて全部やってくださいました事、本当に助かりました。 捕獲器をお貸しして、ケージ・トイレ・餌の入れ物など必要なものを一式お貸ししました。そしていよいよ捕獲するという事で、メンバーがアドバイスしました。 三毛の母猫とその子供たち3匹がターゲットです。その時の記事はこちら、とこちら まず最初に記事に書いたように仔猫の三毛を捕獲、里親募集するつもりでいましたが、ご実家の方で飼う事にしたという嬉しい知らせが来ました。 そしていよいよ2月11日に母猫が捕獲出来ましたが、ケージに入れる段階で失敗したとか、このようにお部屋の中ですが、逃げてしまいました。(^-^; 自分からケージに入ってくるまであまり追いかけず自然にしていた方が良いという事からそうしていたそうですが、ようやく24日に手術になりました。 …

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多頭飼育崩壊の猫達その後

山ノ内町方面の多頭飼育で崩壊した家から、徐々に手術を済ませた子達が引っ越しをしています。 ながの動物福祉協会さんの会員さんがお力を貸してくださって廃屋となった保育園を借りる許可を取ってくださいました。そこで、吹きっさらしの元の家から少しずつ移動させています。 こちらのメンバーも手伝える者が協力してくれています。 9日と12日、13日とかたずけや手術のための搬送などでお手伝いしています。 その時の写真を送ってもらいました。動画もあるのですがちょっと重いので掲載できませんでした。 支援物資の方もメールフォームからお申し出が3名ほど来まして、直接届けたり送っていただきました。ありがとうございました。その一部です。 手術はながの動物福祉協会さんの方で全て行い、費用はそちらで負担して下さいました。 手術専門の所なので、できる事はやりますとおっしゃって下さいました。詳細はこちらをご覧ください。 私たちは里親募集が中心でやっている団体なので、今後は人なれしてる子元気な子から譲渡できればと考えています。 北信濃愛護会の皆さん、長野保健所の愛護会の皆さん、そしてねこツナ・動物福祉協会さん、それぞれができる事で協力し合い、この難関を乗り切れたらと相談中です。 多頭飼育はあちこちで起きています。 それが大きな社会問題にもなっているのですが、そういう事からもこの山ノ内の件は今後も時々掲載していきたいと思います。

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